認知行動療法とは

個人の認知(思考や認識のこと)と行動に焦点を当て、そこに含まれている諸問題を解決する治療法です。当事者が問題を自己理解して解決し、セルフコントロールするのを援助します。

特にマインドフルネスを中核的スキルとするものはマインドフルネスベースの認知行動療法(マインドフルネス認知行動療法)と呼ばれ、臨床に取り入れられて大きな成果を生んでいます。当院でもこのタイプの認知行動療法を導入しています。

 

認知行動療法では飲酒を学習性の行動と見なします。飲酒に先行する認知的、行動的側面(自己効力感、飲酒への期待、ネガティブな感情、仲間からの圧力、スト レス等)に注目して、そのような危険因子を特定します。

次に、その危険因子の影響力を減弱したり変容することを目指します。

具体的には、コーピング・スキ ルの向上(例えば、飲酒渇望に抵抗する能力など)や、自己効力感の増強(例えば、前向きな行動変容へのあらゆる段階への励まし)、そしてアルコールがもたらすポジティブな結果に対する期待の減少(例えば、お酒さえあればリラックスできるという信念への挑戦)などが組み込まれています。

認知行動療法の内容

  • 認知行動療法に基づいて構成された「認知行動療法ワークブック」を使用します。
  • セラピスト(臨床心理士、看護師)が担当します。
  • 週5回開催され、全部で20回のセッションがあります。
  • セッションの最後に簡単な理解度テストが実施されます。
  • 毎回ワークブック付属のワークシートの提出が必要です。